高度活性化NK細胞療法の治療事例

症例9:肝臓癌(肝臓がん)

7年前に手術し、遠隔期である2016年12月に再発。
高度活性化NK細胞療法とトモセラピーで完全寛解の状態に!

92歳女性

肝細胞癌(過去の輸血に由来するC型肝炎ウイルスからの発症)を7年前に手術し、遠隔期である2016年12月に再発が認められた患者様です。

御高齢ということもあり、手術は勧められませんでした。

医師の家系の方でもあり、娘様が医師に重粒子線や陽子線、ラジオ波などを用いた治療をご確認されたということですが、重粒子線はそもそも適応がなく、陽子線は可能だが体力的に無理だろうという判断で、ラジオ波や塞栓術についても、腫瘍の場所から難しく、また92歳での実施例もないと言われ、緩和を勧められ、当院の門を叩かれました。

放射線治療の中でもピンポイントの照射が可能なトモセラピーは身体に優しく、高度活性化NK細胞療法との相性も良いため、提携先病院での照射をご紹介しました。

それと同時に、それ以外の部位への転移、あるいは多中心性の再発を防ぐ目的で、照射中も週末の休止期間を狙って高度活性化NK細胞療法を付加しました。

注入するNK細胞の生存は2〜3日の為、短い休止期間があれば放射線療法との併用も可能で、当院としては、放射線治療が局所療法であるのに対して、その期間手薄になる全身療法としての高度活性化NK細胞療法を積極的にお勧めしています。

放射線治療が手術治療にかなり近いところまで来ている現状、免疫細胞療法を周術期に行うことで再発や転移の頻度が減少することに関してはいくつものエビデンスが有り、放射線治療についても同様の効果があるのではないかと考えております。

治療によって局所病変は消失し、懸念されていた転移もなく、現在は完全寛解の状態が数ヶ月続いていて、非常にお元気です。

何も治療をしなかった場合、黄疸や腹水が出現していたであろうことを考えると、まずは出来る事からの治療がいかに重要か、を受診された患者様皆様に強調しています。

先日もエコー及びPET-CTで検査致しましたが、完全寛解の状態を維持されております。

私たちのクリニックでは、治療後も、(匙を投げた元主治医に代わって)検査などのフォローを行っており(もちろんこちらは保険診療です)、今後の経過につきましても随時更新したいと考えております。

蛇足ですが、老人医療においては暦年齢ではなく、体力年齢が勘案されるべきという原則を理解していない医師も多く存在します。

高齢だから治療を諦めるという選択肢は、我々にはありません。

※当クリニックにおける高度活性化NK細胞療法の治療例です。

ページトップ

  • 資料請求
  • 治療に関するお問合せ
  • 個別無料相談会
  • 資料請求
  • 個別無料相談会
  • 治療に関するお問合せ
  • 有料初診相談
博多駅前クリニック
 
Copyright 2006-2024 Hibiya Uchisaiwaicho Clinic. All Rights Reserved.